墓石にはどんな石を使ってもいいのか
一般的な墓石として考えられている石は、石屋によって決められているものが多く、耐久性などからどんな石を使っていいわけではありません。
具体的に代表とされている石の特長を理解することが良い石を選ぶポイントといわれています。
主に使用されている石の特徴としてあげられているのが、硬い・水を吸いにくい・長持ちするという物です。
条件に見合った石として花崗岩・閃緑岩・斑レイ岩・安山岩が有名で、それ以外にも庵治石と呼ばれる石のダイヤモンドが存在しています。
それぞれの特徴を踏まえて墓石選びの参考にしてください。
花崗岩
別名御影石とも呼ばれ、建築資材としても使われています。
主に外壁や門柱、敷石や床タイルなど多様な用途で使われているため、知っている人も多いでしょう。
南世代にもわたって使い続けることができるほど強度・耐久性に優れており、表面を磨くとどんなに似たような石であっても同じ模様の石は全く生まれません。
また、火や風にも強く、線香を立てて墓参りしたとしても、取り立ててトラブルは発生しないといいます。
なぜ火に強く丈夫で耐久性に優れているのか、その理由はマグマが急速に冷えて固まった石だからです。
マグマが急速に冷えて固まった火山岩で、耐久性に優れ密度が高いといいます。
閃緑岩
閃緑岩(せんりょくがん)、別名黒御影石と呼ばれる石で、高級墓石の素材といわれています。
特徴として硬くて風化に強く、磨くとツヤが出てきやすいです。
素材としては深成岩で、噴火した火山のマグマが地価の深いところでゆっくり冷えて固まってできたといわれています。
墓石として使われることが圧倒的に多く、一部建築石材としても利用されます。
ただし国内での採掘量は圧倒的に少なく、産出場所は限られている希少価値の高い石です。http://www.kaneko-takido.jp/
斑レイ岩
斑レイ岩(はんれいがん)は牡丹石と呼ばれることもある石です。
とにかく強度・耐久性に優れ、火や風にも強く、磨くとツヤが出るのが特徴です。
角閃石や輝石と呼ばれる宝石の原材料が含まれているため、磨き上げると光沢が他の石よりも目立ち、深みのある黒が印象深くなります。
主な産地として知られているのは福島県で、中山石などと呼ばれている石をはじめ、数多くの名石が存在しているのは事実です。
安山岩
安山岩(あんざんがん)は強度・耐久性に優れており、雨風や外気に強いため何世代にわたって風化しにくいのが特徴です。
石垣や石壁などにも使われていた素材で、神奈川・宮城・山梨県で産出される石が国内でも高く評価されています。
特に斑模様が強いのが特徴で、石英や黒雲母を含んでいる石もまれにあるほど多くの石を踏んでいるのがポイントです。
庵治石
日本三大花崗岩のひとつとうわわれるほど、評判の高い庵治石(あじいし)は、国産高級墓石の中で最も高級な石のダイヤモンドです。
推奨と並ぶほどに硬く、加工するまでに職人の熟練したスキルが必要となるもので、磨けば磨くほどつややかになる特徴があります。
原石から墓石に使える石を見つけるまでには1パーセント程度しかないといわれており、本物の石であれば100万円を有に超えるでしょう。